日本の鉄道のフラグシップ新幹線の車両

美しかった500系

新幹線の中でも、速度を意識して設計されていったのが500系です。あとに続く700系は速度を抑えたこともあって、大きな違いとなりました。山陽新幹線に投入されていきますが、300kmを実現する車両となり、新大阪駅から博多駅間を2時間17分でつなぐことができるようになったのです。

美しい流線型が特徴で、先頭の形状がこれまで以上に長く作られ、円形の断面を持っており、かなり特異な形状を持つことになります。これは、トンネルの気圧から生まれる空気の波に対する対策であり、500系の特徴ともなりました。

軽量化をするというのも500系の命題だったのは、速度を引き出すために必要になったからです。問題点は、その分の強度をどうするかといったところになりました。そこで、高強度を保ちながらも軽量化ができるというところでアルミ合金が使われます。

アルミ合金を蜂の巣のようなハニカム構造を持たせることによって、非常に高い性能を持ちましたが、反面で製造費が高騰してしまうのです。それでも、N700系が運用されるまでは、新幹線の顔として活躍しました。戦闘機のようなフォルムを持った車両は500系の特徴でもあり、320kmまでの営業運転も前提として開発されたのです。